ある日、村の寄合の席で、村の頭がもう別に何もいうことはないか、と一座を見まわした時に、何と思ったか子供のキーシュがぬっと立ちあがりました。
そして彼は、この間自分とお母さんのところへ分けてもらった肉は、硬(こわ)くて古くて骨だらけだった。これからはもっとちゃんとした肉をもらいたいものだと、おそれげもなく文句をつけました。
彼は自分の力で自分の権利を守ろうと決心したのです。
・・・さて、お話はこの後どうなるのでしょう?
語り:花本弘子 音楽&効果音:ひぐま イラスト:Mackey
Copyright(C)2010 Hiroko Hanamoto, Hitoshi Yamaguchi, Makie Akazawa, All rights Reserved