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子ども達が単なる本の読者として留まるではなく、
作家として、表現者となる試みが、
奄美図書館で行われています。
人って本来、いろんな方法で、
自分を表現したいのですよね。
(ひぐま)
ばうわう!hanaです!
今回は 奄美大島特集第3弾!をお送りいたしま~す!
第3弾をお送りする前に!
大阪府貝塚市、永寿幼稚園の園長先生のお声と園歌 も放送しましたよ!
そして、奄美大島特集では
鹿児島県立奄美図書館がバックアップする
「ネリヤカナヤ創作童話コンクール」。
加計呂麻島、諸鈍地区に伝わる「諸鈍シバヤ」。
奄美市内に店舗を構える(有)川畑呉服店の「ぼん」こと
大島紬とレザー(皮)のコラボレーション、
Tsumugi Leather かすり のオーナーアーティスト、
川端裕徳さん のインタビューを交えてお送りしまっす~!
さてさて、番組冒頭では、
元気いっぱいの幼稚園児たちの園歌のコーナー、
貝塚市永寿幼稚園 桜井園長先生の園紹介のお声と、
永寿幼稚園の園児たちの歌声で、園歌 をお送りしました!
そして! 第3弾でお送りする奄美大島。
まずは図書館からの情報です。
鹿児島県立奄美図書館 指導主事 兼 専門員
渡邊美佳さん にお話し聞いてきましたよ!!
「ネリヤカナヤ創作童話コンクール」。
…ねりやかなや? って一体なんやねん?
という疑問には渡邊美佳さんが答えてくれています。
このコンクールは2010年度に第7回を数える、
奄美大島では有名なコンクール。
大島地区全市町村の児童生徒を中心に
「創作童話」を公募し優秀作品を選定。
作品集や奄美FMでの放送を通じて、広く親しまれています。
子供たちのフレッシュな感性、目の付け所、
将来を見据えるチカラに、ただただ、圧倒される感じ。
奄美図書館には過去の全作品がアーカイブとして残されています。
専門員の渡邊美佳さんには、このコンクールが始まったいきさつや、
子供たちの反応、またそれを見守り支援する学校側や保護者の思いなどを絡めてお伺いしました。
作文、感想文 などの発表の機会は数あれど、「創作童話」ですよ。
子供たちが「作家」になれる企画。
平成15年から現在まで、第7回を数えているこのコンクールは
奄美群島復帰50周年を記念して作られました。
当時の指導主事、一人の小学校教諭の熱意が発祥の発端になったとのことです。
子供たちの夢やロマン、想像力の飛翔、
奄美の風土、自然、優れた言葉・表現が溢れるように寄せられています。
毎年作品を書き上げる子、それをみて大いなる刺激を受ける子。
様々なようですが、「作文は苦手なのに、創作童話には必ず作品を出す」
と不思議に思う親御さんもおられるようです。
渡邊さん曰く、「自由に書ける」という、醍醐味があるんです。
それに加え、図書館ボランティアの皆さんの手で、
子供たちの作品は紙芝居や人形劇、絵本などに加工され、
小中学校への配布が行われるそうです。
ネリヤカナヤ。
これは島の言葉で、「海の向こうにある楽園」という意味があるそう。
楽園にふんわり存在する、子供たちの夢と浪漫の小宇宙。
これは是非!もっと多くの人、日本中の人に手にとって読んでいただきたい!
その想いもあいまって!!
「コトバの玉手箱」
ネリヤカナヤバージョンを作成することが決定いたしました。
差しあたっては2010年度入賞作品から手がけていく予定です。
作品集として完成の暁には、奄美図書館へお送りしたいと思います!!!
続いては!
「諸鈍シバヤ」
…ですよ。
放送をまだ聴いていない方。
「諸鈍」? 「シバヤ」? とお思いですね。
「諸鈍シバヤ」とは、奄美大島の南、加計呂間島の諸鈍(しょどん)地区に伝わる、
国指定の重要無形文化財、なのです。
この伝承芸能を後世へ引き継いでいくため、諸鈍小中学校 では全校児童生徒が、
地元保存会の皆様と共に この「シバヤ」の演目の一部を継承、演じ手として、
毎年活躍しているのです!
この「シバヤ」について、
大島郡瀬戸内町立諸鈍小中学校
谷津信一(やつしんいち)校長先生
そして、舞田ひろみ(まいたひろみ)教頭先生
からお話しお聞きしてまいりました!
毎年旧暦の9月9日、
諸鈍の町の入り口にあたる場所にある
大屯(おおちょん)神社 でシバヤの奉納が行われます。
平家落人伝説に基づく「シバヤ」の発祥。
「シバヤ」とは
「芝居」「柴(しば)の楽屋」が訛ったものという説が。
現在継承されている11演目についても、
それぞれ演目のタイトルがあるのですが、
同じように訛りからくる変化が見受けられます。
例えば、諸鈍小中学校の児童生徒が継承している、
「ククワ節」。これは「此処は」の意。
「キンコウ節」、これは「吉田兼好」からきたものだそうです。
(保存会の皆様手づくりなんです!→)
校長先生、教頭先生からは このほかにも
「文化融合」「保存会と学校の連携」「演目の詳細内容」
など、興味深い話をたっぷりお聞きすることが出来ました。
聞き応えばっちりです!詳しくは是非!
番組ホームページ、「番組制作室」トップページからお聞き下さい。
また更に詳しく知りたい人はコチラをご参照くださいね
http://www.minc.ne.jp/~hotei/syodon.html
世界文化遺産登録の声もある「諸鈍シバヤ」。例年600人の観光客が訪れるそうです。
独特の唄・音・空気、神秘的でどこか庶民的な、人の暮らしや感情に根付いた奉納演舞。
一見の価値ありですぞ~!
旧暦9月9日、今年は10月5日(水)です。加計呂間島へ行ってみませんか?
さて、番組最後に紹介するのは 大島紬とレザーのコラボレーション
Tsumugi Leather かすり のオーナーアーティスト、
川端裕徳さん をご紹介。
奄美大島最終日、ホテル周辺をうろうろしていたスタッフ。
ふと気づくと、ひぐまプロデューサーがいない。
街角のウィンドーにへばりついています。
そして、おもむろにウィンドーの中へ消えるひぐま。
彼が見つけてしまったモノとは・・・・
そう、川畑裕徳さんの手がける作品。
ご案内はコチラ 紬レザー・かすり をご覧下さい。
地元の情報誌などでも度々取り上げられ、
また、奄美FMの番組「あっただんまどぅし」にも
出演経験があるそうな。
縁は繋がっていますよ。。。
ひぐまの来店に、慌てて戻ってきてくれた裕徳さん。
・・・・もひかんです。
・・・・いけめんです。
インタビューの中でお聞きしたのは
彼が冒険の中で培った感性、インスピレーション。
実現させていくチカラ。「古い伝統ある大島紬と異素材のレザー」
合わさることで新しい味わいがかもし出される。
彼の作品は、過不足ナク、それぞれが互いの持ち味を生かしあう、
まるで上質の宝石箱の蓋がパフンとしっかり合わさるような、「しっくり感」。
ひぐまプロデューサー、名刺入れフルオーダー決定です。
打ち合わせしてます。真剣です。
1月中旬に出来上がった名刺入れ、なっかなかでございます。
(どんなんが届いたかは、HP番組制作室の放送記録でご覧あれ)
着物離れが進む現在にその新開地を確立する。
大島紬の守り人の一人、川畑呉服店の「ぼん」は
「小物から着物へ」
というメッセージを最後に
「ありがさんまりゅーた」
と、締めくくってくださいました。
興味のある方、ない方も、一度は 彼の作品、ご覧になってみてくださいね。
ささ。そんなこんなで。
3週にわたってお送りしました奄美特集ですが、奄美での収録内容はこれでひと段落。
しか~し!2月第1週目の放送からは、前述の
「ネリヤカナヤ創作童話コンクール入賞作品」をコトバの玉手箱でお送りしていく予定です。
こっれっは!是非是非!聴いて欲しい!
奄美図書館まで行けないあなたに!
楽しみにしててね!