absorbの解散について 番組からの公式メッセージ 2010.12.23

2010.12.5大阪南堀江Knaveにて番組スタッフと
2010.12.5大阪南堀江Knaveにて番組スタッフと

9月末に、Senshu Jolly FM82.6が急遽閉局し、

今回はabosorbの突然の解散と、

番組は2つの「終わり」を経験することになりました。

absorbさんには感謝の気持ちとこれらへのエールを送っていきたいと考えています。

 2010年12月20日の深夜、absorbが解散したとの一報が入りました。21日以降にはabsorbが所属する(株)ヤードバースの七田社長や、メンバーからのメールも入りました。

 Joint広場Honeybeeとabsorbさんとの関係は、深い縁があります。2010年1月の番組スタート時から、エンディングテーマに「桜ノ雨」を使わせていただいていました。3月には貝塚市立第二中学校のライブコンサートで直接お会いしてから、信頼関係を深め、オープニングテーマやエンディングテーマとして、ablaze daysとBless you を使わせていただいています。

 absorbが作る洗練されたメロディー、メッセージ性の強い歌詞、そして天の声のようなハーモニー、そしてギターと鍵盤というシンプルな楽曲ながら、心にしみ込んで来る素朴かつ高度な演奏。

 彼らの音楽の芸術性だけではなく、七田社長やメンバーたちが、関わった生徒に温かで深い思いやりの心で接してくれている事に人間性の高さを感じ、番組制作者であり、同時に教師としての私は、何度も頭の下がる思いでした。

 彼らの音楽は、生徒たちの生きるエネルギーを刺激し、生命の源に共鳴していました。私はそれをまさしく教育現場で目の当たりに体感してきました。生徒の間にいろいろな奇跡が起きました。

 12月5日の大阪南堀江Knaveでのワンマンライブでも、演奏終了後の疲れている状態の中、私たち番組スタッフや、病気の事情があり、どうしてもライブに来れなかった生徒のために、温かなはからいをして下さいました。

 目の前のたったひとりを大切にしてくれるグループ。それがabsorbでした。

 absorb解散に際しては、私たちの考えも及ばないような思いや事情、迷いや決断があったことと察します。七田社長と南堀江Knaveでお別れする時に交わした熱い握手を、今でも忘れる事ができません。あの時「また連絡します」と言われていた本当の意味が、ようやくわかった気がします。

 番組では48回放送で、absorbメンバーの声のメッセージを放送し、「来年の紅白歌合戦には彼らを出演させるべく、応援して行こう!」とパーソナリティー共々、エールを送ったばかりでしたので、解散の現実に驚き、正直なところ大きな喪失感を隠しきれません。

 音楽性や人間性は最高。運の波がやってきたら必ずブレイクし、世の中にもっと広く認められ、さらに大きく羽ばたくはずだと確信していました。

 しかしながらJoint広場Honeybeeは、absorbが解散しても、彼らを応援して行く事に変わりはありません。absorbが作り出した音楽を埋もれさせる事なく、もっと多くの人々に知ってもらいたいという思いがあります。たとえば「桜ノ雨」「Bless you」「愛ノ詩」をはじめとする名曲が多くの生徒や教職員を変えてきたことは、まぎれもない事実です。

 Joint広場Honeybeeは、教育を扱う専門番組です。今後も、教育に関わる多くの人々を勇気づけ、元気づけて来たabsorbの名曲を応援するとともに、これからはじまるであろう、それぞれのソロ活動を何らかの形で応援していけたらと考えています。

 また、貝塚市立第二中学校の「プロジェクトS」はabsorbさんと作り上げた奇跡のドラマです。この教育実践は、今後さまざまな形で各地で発表されて行く予定です。解散しても、absorbは「プロジェクトS」を通してこれからも生き続けます。

 衝撃の解散の知らせから2日。まだ考えがまとまらない状態ですが、absorbへの感謝の気持ちとエールをこめて、当番組を代表してのメッセージと致します。

 

 ♪もうそろそろ行かなくちゃと

  次の街を目指す人よ

  僕らはここで

  相も変わらずの暮らしを

  ずっと続けて行くからね

 

  だからお願い

  共に過ごした事

  共に戦った事

  忘れちゃヤだよ

  辛くなったらまた帰っておいで

  最後にかけた魔法の名は

  ” 旅立つ君に幸あれ ”

                           【Bless youより引用】

 

Joint広場Honeybee(ジョイント広場ハニービー)番組プロデューサー ひぐま

2010年12月23日深夜記す

 

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