鬼六 楠山正雄

「どうした、名人、そこで何をしている」

という者がありました。

 大工が驚いて、見まわすとたん、水の上にぶく、ぶく、ぶくと大きな泡が立ったと思うと、おそろしく大きな、鬼のような顔がそこにぽっかりあらわれました。

 大工は、妙な、気味の悪いやつが出て来たと思いながら、わざとへいきで、

「うん、おれか。おれは頼まれたから、この川に橋をかけようと思って考えているのだ。」

 といいました。

 

・・・さて、お話はこの後どうなるのでしょう?

この絵の中に恐ろしい鬼六の顔が隠れています。さて、どこにいるでしょうか? 

(答えはこのページの一番下を見て下さい)

 

鬼六 楠山正雄
004鬼六.mp3
MP3 オーディオファイル 7.0 MB

 

 

 

 

 

 

 

 

鬼六、見い〜つけた!

 

語り:花本弘子  音楽&効果音:ひぐま  イラスト:Mackey

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