「あの中の一羽は何てみょうちきりんな顔をしているんだろう。あんなのここに入れてやるもんか。」
そう言ったと思うと、突然一羽飛び出してきて、それの首のところを噛んだのでした。
「何をなさるんです」と母親は怒鳴りました・
「これは何にも悪いことをした覚えなんかないじゃありませんか。」
「そうさ。だけどあんまり図体が大き過ぎてみっともない面してるからよ。」
と、意地悪のアヒルが言い返すのでした。
「だから追い出しちまわなきゃ。」
・・・さて、お話はこの後どうなるのでしょう?
語り:花本弘子 音楽&効果音:ひぐま イラスト:Mackey
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