シェフからのメール 〜いじめ、そして感謝から強さへ〜

ひぐまです。

 

先日ご紹介した「小藤食堂」オーナーシェフの小藤憲行さんより、ブログ掲載のお礼のメールが届きました。

 

その内容を読んで,私、不覚にも涙腺がゆるんでしまいました。

礼状という私事を越えて、特に今問題となっている「いじめ」についても触れられ、様々なことを考えさせられる文章です。

小藤さんにメールの公開をお願いしたところ、快く了解して下さいました。今回、あえて私のコメントはしないで、皆さんにこのメールから直接いろんな事を考えていただければと思います。

 

では、その2通のメール文を紹介致します。

2012.8.23「小藤食堂」にて撮影
2012.8.23「小藤食堂」にて撮影

【8月26日 小藤さん→ひぐまへのメール】

 

素敵なブログに御紹介頂き頂き、誠に有難う御座います。

 いじめられることもあった中学の時は、自身が弱くてきらいで正直、生きるいくことに活力もありませんでした。でも日々自身が少しづつ成長していくことが感じられる剣道部は楽しかったです。今考えると私にとって初めての成功体験だったかもしれません。

 何のとりえもない私が、なんとなく入ったフランス料理の世界で、諸先輩方が弱い私に厳しくも心地よい”居場所”を与えてくれことが生きる活力となりました。今の妻との出会いも含め、私は多くの幸せな出会いに恵まれました。

 成功と挫折も繰り返し、凡人以下の私が今の最高のステージに立っていられるのもすべて皆様のおかげです。

 お世話になった皆様、頑丈な体という最高の武器を与えてくれた父と母、何よりも私を支えてくれる家族の為に必ずこのステージで成功を遂げたいです。
 何の才能もなくても自身を信じ、あきらめず努力を積み重ねれば必ず、夢がかなうことを私の人生以ってわが子に証明したいと思います。

 このような偶然で均先生にお力を頂くことができ、神様に心から感謝です。

 この御恩は必ず大成功してお返し致します。
 今後とも何卒宜しくお願い致します。

 

 小藤憲行

【同日 公開依頼への回答メール】

 

均先生、もしお役に立てる事あるのなら是非お願いします。


 以前、私は講師としてまた、前職でも数十人の若者の指導もしました。彼らは自身の居場所や生きる理由を探し、悩み、苦しんでいました。

 私の若い時のように殴ってでも指導してくれる愛深き、熱い育成は料理の世界でも今は受け入れられず、許されるません。それが良いという訳ではありませんが、若者が育つ環境が少なく、悪いのは事実です。

 私自身、若者に対して本気の指導を諦めてしまっているのも否めません。

 私と家内も9歳、10歳の男の子の育児に奮闘中です。私からも先生に相談する事もあるかと思います。親としても社会人としても未熟な私にとって勉強になります。
 

 何卒宜しくお願いします。

 

 小藤憲行

↑ よろしければfacebook, twitterでぜひシェアを!

 

ローカル&グローバル

教育情報番組

Joint広場Honeybee

番組を視聴する

朗読と音の融合

花本弘子の

「コトバの玉手箱」

朗読作品を視聴する

ひぐま先生

工作教室

針金ハンガーアート

無電源スピーカー

作品を見る

@joint_honeybee
@joint_honeybee

更新情報