私事ですが,,,
このたび、私の英語授業がDVDになって発売されました。
〜地域の先達のワザ・技術を将来に伝えよう!〜
監修:谷口幸夫
発行:ジャパンライム株式会社
このシリーズは、今から20年、30年、40年後
そして100年後を視野に入れて、
今の時代の指導方法や指導のアイデアを将来に継承すべく
映像に残して行こうという企画で依頼を受け、昨年、授業の収録を行いました。
大阪からは中学校、高校、大学、計6名の授業が収録され、
シリーズ全6巻となっています。
私は今は、電子黒板やプレゼンソフト、電子辞書等などの
ICT教育機器をフル活用しての授業を行っていますが、
このDVDには、真逆のアナログ教材をフル活用する方法を提案しています。
将来的にはデジタル教材は加速度的な「流行」があるでしょうが、
アナログ教材で培われる指導技術には「不易」の要素があります。
これは100年後でも、応用可能なはずです。
アナログには、デジタルではできないメリットがあり、
特に目の前の生徒の状況に応じて、どんどん手順や速度を変えて行くことができるなどの
臨機応変さがあります。
アナログでは黒板に提示内容を貼付ける事により履歴がきちんと残ります。
カードなどを自由に移動できるのもアナログの利点です。
これは、スクリーンの映像がすぐに切り替わるデジタル教材では
まだ及ばない利点です。
一方デジタル教材は、テンポ良く時間の無駄が省けると共に、
Read and look up などでは、文字を素早く切り替えたり消したりなど、
アナログ教材ではできない利点があります。
また電子黒板などでは、教科書内容が大きく表示されるとともに、
カラオケのように読んでいるところがハイライトされるなど、
文字、写真、映像、音声などをリンクさせて、すべての生徒にわかりやすい提示が可能です。
このようにアナログ教材の利点を十分に理解活用した上で、デジタル教材を融合させれば、
さまざまなバリエーションを持つ、奥行きの深い授業が構築されると考えています。
今回は、大掛かりな物をあえて使わず、身近にいつでもある教材や人を使って、
最小の準備で最大の効果が上げられる授業を提案しています。
ぜひご覧頂ければ幸いです。
PDF版カタログ(2.7MB)はこちら→英語教育遺産大阪プロジェクト カタログ
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