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先生の大理石のような白い手、
その上に乗っていた白く粉をふいた葡萄。
「僕」の心に残る先生の姿。
先生は盗みを罰する事より、
友だちの中で明るく接する事で、
「僕」の変化を期待したのではないでしょうか。
(「一房の葡萄」の道徳授業より/ひぐま)
hanaれ~す。
第45回!あと5回で50回!(当たり前か)
いやいやいや。
番組始めて、ほぼ一年が経とうとしております。
FM826の閉局に伴い、インターネットラジオ放送のみに特化、
生放送から収録になり・・・と
紆余曲折を経ながらも、
新たな方向性を常に模索しつつ進むHoneybee
なんでございます。
たくましいなぁ。わしら。
さて、今週もコンテンツはモリモリです。
まずは!ひぐまなぞなぞ。
ひぐまプロデューサーったら本業でも「なぞなぞ」仕掛け人となっている噂。
Q:アイススケートの真央ちゃん。柔道のヤワラちゃん。ゴルフのはにかみ王子、遼くん。
この3人のうちワインがスキなのは誰でしょう??
どうだっ!わっかるかなぁぁぁ!???
答えは最後だよ。
今回お邪魔した幼稚園は、
貝塚市立北幼稚園
藤原園長先生のお声による園紹介 子供達の叫び(?)元気な声で収録した園歌
を聴いていただきました。
2010年度「少年の主張」から紹介したお一人目は
貝塚市立中央小学校:岩永明莉(あかり)さん
タイトルは
「いっしょに参加しませんか?」
ハート交流館で行われた「こども祭り」に自発的に参加したことで、
明莉さん自身の見方、考え方に変化が訪れます。
「やってみること」「参加すること」の意義、
「自分がまず、動いてみることで遭遇する人やモノ」
流れが緩やかにそれらを運んでくるのです。
そうなんだよ!動かないと!まず!
改めて思い知らされたhanaでした。
「少年の主張」
貝塚市・貝塚市教育委員会 主催
貝塚ロータリークラブ 後援
はこれからも回を分けて紹介していきます。
そして番組後半は!
そうです。
聴視率が必ずUPする という噂の、
「道徳の時間」
です。
担当のひぐま先生が登場すると、
普段はへらへらしゃべっているパーソナリティ達(B&H)は
どぎまぎ・・・・・。
今日は「中学生になったつもりでね」と
微笑まれ、中学生になるためにマインドコントロールに入る。
うう。むずかしい。無理ありまくり。。。。
「コトバの玉手箱」最新作、有島武郎 作「一房の葡萄」を使っての考察。
この作品は実際に道徳教科書に採用されています。
捉えどころは、文面には一切記されていない、
登場人物の言動。ココロの揺れ。
Q:学生時代に悪いことをして叱られた記憶は?
hana、登校日に自転車で学校に行ったときの話しをする。
Q:記憶に残っているのはなぜ?何が残っているの?
Hana、記憶に残っているのは説教の中身でもなんでもなくて、
ただ、地域の人(自転車の隠し場所として無断使用したガレージの持ち主)に
平身低頭、一生懸命謝り続ける先生の姿。
「あ。先生にこんなことさせちゃいけない」とぼんやり思ったこと。
Q:物語のなかの「先生」はどうして説教しないのか。
!!!ここで!!!
ひぐまP:「B&Hで生徒と先生に別れてロールプレイングしてみなさい。」
どえ?
hana、どうやら役割は先生です。
hanaなりの思う展開で勝手にロールプレイング。
…しながらも、「ええのかな?これで。わかるかな?こんなんで。」と
思ってしまう。
「先生」は大人語を使ったのか、どうか、、、、
ええい。たぶんこんなかんじやっ!きっと!
で、ろーぷれ。
Bunbun演じる生徒は、なんの噛み付きもない、聞き分けのよい子
だったようで、先生の話しを素直に受け入れたため
波乱ナク終了したのでした。
でもさぁ。これって!
おもしろい!
何気なく読んでいた物語を深く考察する、想像して実際に動いてみる。
なかなか読むだけでは味わえない部分が見えてくる。
皆さんもいかがですか??
おっと!なぞなぞの答え だよ~!
こたえは
やわらちゃん。
何でかって??
ワインは葡萄からできているからさっ!
この後は繋げて考えるべし! (葡萄→ぶどう→武道!)
ではではしーゆーねくすとたいむ~!
次回はいよいよ!
和歌山県田辺市秋津川中学校の「炭琴」活動を特集します!
乞うご期待!!!!
○「一房の葡萄」 有島武郎 作
【作品を聞く前に】
発問1:学生時代(幼稚園、小学校、中学校、高校等)に自分が悪いことをして先生に指導されたことで、一番記憶に残っていることを教えて下さい。
花ちゃん回答:中学校の時、禁止されている自転車通学をして近隣に無断で駐輪し、学校に通報があった。先生達が地域の人に一緒に(代わりに)ペコペコと頭を下げて謝ってくれたこと。
【作品を聞いてから】
発問2:主人公の「僕」にとって先生のことで一番記憶に残っているのは何でしょう? どうしてそれらが記憶に残ったのでしょう。
花ちゃん回答:先生の大理石のような白い手。その上に乗っていた白く粉をふいた葡萄。「僕」は実際に言葉による説教はあまり受けていないし、言葉よりも映像の方が記憶に残っていた。
発問3:先生はどうして「僕」に細かな説教をしなかったのでしょう。
花ちゃん回答&ひぐま先生解説:友達がいないということで起こした事件であり、先生は「盗み」の善悪を指導するよりも、友達の中で明るく生活する中で「僕」の変化を期待した。
発問4:先生はジムにはきちんと話をしたはずです。その結果、次の日にジムが「僕」に手を差し伸べることで、「僕」は救われます。さて先生はジムにどんなことを話したと思いますか。花ちゃんが先生役、Bunbunがジムの役になって、その場面を再現してみましょう。
(実際の授業では2人ペアになってロールプレイをします)
花ちゃん&Bunbunのロールプレイ例:番組を聞いて下さいね。
ひぐま先生解説:先生はジムに、明日どうするかまで細かく指示をせずに、ジムに対応をまかせたはずです。そのことで、ジムにも学びの機会が与えられたのではないでしょうか。
発問5:今回の道徳の授業で、あなたが学んだ事は何ですか。
○なお今回の「一房の葡萄」の音源は、朗読配信のページで公開中です。自由にダウンロードして、授業でご活用下さい。