第45回! 道徳の時間です。「一房の葡萄(有島武郎)」

Joint広場HB第45回20101124放送.mp3
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先生の大理石のような白い手、

その上に乗っていた白く粉をふいた葡萄。

「僕」の心に残る先生の姿。

先生は盗みを罰する事より、

友だちの中で明るく接する事で、

「僕」の変化を期待したのではないでしょうか。

(「一房の葡萄」の道徳授業より/ひぐま)

hanaれ~す。
第45回!あと5回で50回!(当たり前か)
いやいやいや。
番組始めて、ほぼ一年が経とうとしております。
FM826の閉局に伴い、インターネットラジオ放送のみに特化、
生放送から収録になり・・・と
紆余曲折を経ながらも、
新たな方向性を常に模索しつつ進むHoneybee
なんでございます。
たくましいなぁ。わしら。

さて、今週もコンテンツはモリモリです。

まずは!ひぐまなぞなぞ。
ひぐまプロデューサーったら本業でも「なぞなぞ」仕掛け人となっている噂。

Q:アイススケートの真央ちゃん。柔道のヤワラちゃん。ゴルフのはにかみ王子、遼くん。
  この3人のうちワインがスキなのは誰でしょう??

どうだっ!わっかるかなぁぁぁ!???

答えは最後だよ。

今回お邪魔した幼稚園は、
貝塚市立北幼稚園

藤原園長先生のお声による園紹介子供達の叫び(?)元気な声で収録した園歌


を聴いていただきました。

2010年度「少年の主張」から紹介したお一人目は

貝塚市立中央小学校:岩永明莉(あかり)さん


タイトルは

「いっしょに参加しませんか?」


ハート交流館で行われた「こども祭り」に自発的に参加したことで、
明莉さん自身の見方、考え方に変化が訪れます。
「やってみること」「参加すること」の意義、
「自分がまず、動いてみることで遭遇する人やモノ」
流れが緩やかにそれらを運んでくるのです。

そうなんだよ!動かないと!まず!

改めて思い知らされたhanaでした。
「少年の主張」
貝塚市・貝塚市教育委員会 主催
貝塚ロータリークラブ 後援

はこれからも回を分けて紹介していきます。


そして番組後半は!

そうです。
聴視率が必ずUPする という噂の、

「道徳の時間」

です。
担当のひぐま先生が登場すると、
普段はへらへらしゃべっているパーソナリティ達(B&H)は
どぎまぎ・・・・・。
今日は「中学生になったつもりでね」と
微笑まれ、中学生になるためにマインドコントロールに入る。
うう。むずかしい。無理ありまくり。。。。

「コトバの玉手箱」最新作、有島武郎 作「一房の葡萄」を使っての考察。
この作品は実際に道徳教科書に採用されています。

捉えどころは、文面には一切記されていない、
登場人物の言動。ココロの揺れ。

Q:学生時代に悪いことをして叱られた記憶は?

hana、登校日に自転車で学校に行ったときの話しをする。

Q:記憶に残っているのはなぜ?何が残っているの?

Hana、記憶に残っているのは説教の中身でもなんでもなくて、
ただ、地域の人(自転車の隠し場所として無断使用したガレージの持ち主)に
平身低頭、一生懸命謝り続ける先生の姿。
「あ。先生にこんなことさせちゃいけない」とぼんやり思ったこと。

Q:物語のなかの「先生」はどうして説教しないのか。

!!!ここで!!!
ひぐまP:「B&Hで生徒と先生に別れてロールプレイングしてみなさい。」

どえ?

hana、どうやら役割は先生です。
hanaなりの思う展開で勝手にロールプレイング。
…しながらも、「ええのかな?これで。わかるかな?こんなんで。」と
思ってしまう。
「先生」は大人語を使ったのか、どうか、、、、

ええい。たぶんこんなかんじやっ!きっと!

で、ろーぷれ。

Bunbun演じる生徒は、なんの噛み付きもない、聞き分けのよい子
だったようで、先生の話しを素直に受け入れたため
波乱ナク終了したのでした。

でもさぁ。これって!
おもしろい!
何気なく読んでいた物語を深く考察する、想像して実際に動いてみる。
なかなか読むだけでは味わえない部分が見えてくる。

皆さんもいかがですか??

 

おっと!なぞなぞの答え だよ~!


こたえは


やわらちゃん。


何でかって??

ワインは葡萄からできているからさっ!
この後は繋げて考えるべし!       (葡萄→ぶどう→武道!)


ではではしーゆーねくすとたいむ~!
次回はいよいよ!
和歌山県田辺市秋津川中学校の「炭琴」活動を特集します!
乞うご期待!!!!


 

一房の葡萄 ワークシート資料

○「一房の葡萄」 有島武郎 作

 

【作品を聞く前に】

発問1:学生時代(幼稚園、小学校、中学校、高校等)に自分が悪いことをして先生に指導されたことで、一番記憶に残っていることを教えて下さい。

 

花ちゃん回答:中学校の時、禁止されている自転車通学をして近隣に無断で駐輪し、学校に通報があった。先生達が地域の人に一緒に(代わりに)ペコペコと頭を下げて謝ってくれたこと。

 

 

【作品を聞いてから】

発問2:主人公の「僕」にとって先生のことで一番記憶に残っているのは何でしょう? どうしてそれらが記憶に残ったのでしょう。

 

花ちゃん回答:先生の大理石のような白い手。その上に乗っていた白く粉をふいた葡萄。「僕」は実際に言葉による説教はあまり受けていないし、言葉よりも映像の方が記憶に残っていた。

 

 

発問3:先生はどうして「僕」に細かな説教をしなかったのでしょう。

 

花ちゃん回答&ひぐま先生解説:友達がいないということで起こした事件であり、先生は「盗み」の善悪を指導するよりも、友達の中で明るく生活する中で「僕」の変化を期待した。

 

 

発問4:先生はジムにはきちんと話をしたはずです。その結果、次の日にジムが「僕」に手を差し伸べることで、「僕」は救われます。さて先生はジムにどんなことを話したと思いますか。花ちゃんが先生役、Bunbunがジムの役になって、その場面を再現してみましょう。

 

(実際の授業では2人ペアになってロールプレイをします)

花ちゃん&Bunbunのロールプレイ例:番組を聞いて下さいね。

ひぐま先生解説:先生はジムに、明日どうするかまで細かく指示をせずに、ジムに対応をまかせたはずです。そのことで、ジムにも学びの機会が与えられたのではないでしょうか。

 

 

発問5:今回の道徳の授業で、あなたが学んだ事は何ですか。

 

 

○なお今回の「一房の葡萄」の音源は、朗読配信のページで公開中です。自由にダウンロードして、授業でご活用下さい。

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