2012年11月11日配信
未明童話の代表作は、なんといっても「赤いろうそくと人魚」でしょう。
幻想的な人魚のモチーフからスタートしたその話は、
人間とのほのぼのとした、あたたかな交流が描かれていきますが、
最後にはぞっとする結末へと変化していきます。
「大金に目がくらんだ、、、」ともありますが、
もっと恐ろしいのは、
「不吉なもの。悪いことがある。」と
まことしやかに騙す香具師(やし)の策略に落ちてしまうことでしょう。
人を動かすのは「欲」でもありますが、
目に見えない「恐怖」もまた大きな要因であるように感じます。
現代社会にも通じるこのストーリー。
あなたはどのように感じるでしょう?
今回も花本弘子の本格的な朗読と、ひぐまの音楽と効果音編集で、
独特な小川未明の世界を作り上げています。
お楽しみください。
(このページの音源は番組全編ですので、作品のみはコトバの玉手箱のページからダウンロードして下さい。)
ご感想などもお聞かせ下されば幸いです。
本ホームページの「お問い合わせ」からぜびメッセージをお送りください。