2012年1月1日配信
あけましておめでとうございます。
2012年の幕開けです。
第73回放送は、花本弘子の「コトバの玉手箱」からスタートです。
今回は小川未明の「二度と通らない旅人」の全編朗読をお送り致します。
小川未明【1882年(明治15年)4月7日生まれ 〜1961年(昭和36年)5月11日没】は、2012年1月1日より没後50年により、著作権がフリーになります。
番組ではいち早く、彼の代表作品のひとつである「二度と通らない旅人」を朗読作品化し、お送り致します。
花本弘子の本格的な朗読と、ひぐまの音楽と効果音編集で、独特な小川未明の世界を作り上げています。
なお、この作品は文学作品としての扱いの他に、
現在中学校の道徳資料にも掲載されています。
学校の先生方は、ぜひこの作品をダウンロードして、
実際の授業などでお使い下さい。
(このページの音源は番組全編ですので、作品のみはコトバの玉手箱のページからダウンロードして下さい。)
ご感想などもお聞かせ下されば幸いです。
本ホームページの「お問い合わせ」からぜびメッセージをお送り下さい。
以下に道徳のワークシートの発問(例)を載せておきますので、参考にしてください。
内容項目 3-(3) 人間の強さと気高さ、生きる喜び
ねらい:だれもがもっている弱さや醜さを自覚して,その克服に努めるとともに,生きる喜びを見い出す心情を豊かにする
二度と通らない旅人
__年__組__番 氏名___________
1)父親や息子は、水も飲ませられない病人を抱えています。こんな時に、はたして見知らぬ旅人に戸を開けてあげられるものなのでしょうか?
2)事情がしだいにわかってきたにもかかわらず、なぜ父親や息子は旅人を断り続けたのだろう。
3)旅人が去り,黙りこんで火を見つめていたとき,父親は何を考えていたのか。
4)旅人がくれた薬を飲んで娘が回復し、幸せな人生を送るようになって、家族らはどんなことを後悔したのでしょう?
5)旅人はいったい何者だったと思いますか?