第52回!奄美加計呂麻島から第2弾!爆笑トークをお届けっ!2011.1.12

加計呂麻島秋徳小学校・はまだゆかりさん&一輪車おじさん特集
Joint広場HB第52回20110112放送.mp3
MP3 オーディオファイル 27.5 MB

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金八先生のドラマもすごいけど、

学校で起こるドラマって、

けっこう毎日身近に起こっているはずなのです。

それは先生の子どもたちを見つめる力、気づく力にかかっているのかもしれません。

(ひぐま)

hanaで~~~~~~~っつ!
寒い日が続いておりますが、
リスナーの皆様、今日も聴いてくださってありがとうございますです!

今回も今回も!奄美・加計呂麻島、瀬戸内町立秋徳小中学校の音楽室からお届けです!

秋徳小中学校には、
Honeybeeスタッフを奄美大島へ飛ばせてくれた、
(鹿児島県中学教諭:津曲宏子先生の元同僚)
現役教諭&シンガーソングライター、
はまだゆかり さん、
そして、同僚教諭としてあまたの武勇伝を内外に知らしめる
「一輪車おじさん」向井章先生が勤務、

このお二人をゲストにお迎えしましたよ~~~!

先週の後半トークからの流れを汲んで、
はまだゆかり さん が、代表作「むぎわら帽子」を
旦那様、「まーぼ」がパーソナリティの奄美FMでの番組
「あっただんまどぅし」のエンディングテーマとして提供、
その後の反響などをお聞きするところからトーク開始!
「むぎわら帽子」CD化、奄美空港のウェルカムソングとして起用される、そのあたりからです。
ゆかりさんのお母様が、作り歌や物語が得意で
幼い頃からそれらを聴いて育った影響もあり、
ゆかりさんご自信も小さい時から作曲等を趣味としていらっしゃったそう。
「むぎわら帽子」CD化に際し、せっかくなのでと他の曲もあわせて
全5曲のミニアルバムとして発表、
街の人々の耳に触れ、音楽活動の幅が一気に広がったそうです。

教師となってから、クラス単位、学校単位で曲を作ることはあったけれど、
奄美FMがターニングポイントになりました。
島の風景、子供たちとのふれあいの中に見つけた感動、家族への想い。
「あまり恋愛の歌がない(笑)」と本人談。
けれど、島の暮らし を心から愛し楽しんでいる、
同じ背景を持つ人々からの共感のフィードバックを感じることが出来る
その瞬間がとても嬉しいとオコトバいただきました。

はまだゆかり さんは、現役教諭であり、
そしてまた、奄美大島では名を知られたミュージシャンでもあります。
お勤めされている、加計呂麻島・秋徳小中学校では
校長先生、教頭先生、もちろん教育現場そのものが、
才能と熱意を学校のために、地域のために活かしてくれる、
大切な存在として受け止めていらっしゃいます。

島 そのものを体感できる加計呂間島。
自然と対峙し、子供一人一人と向き合うゆっくりした時間。
秋徳小中学校は、はまだゆかり さんご自身にとっても
かけがえのない空間なんだそうです。

そんなご本人を目の前に 今回はたっぷり聞いていただきました。
南国情緒溢れる、「ガジュマルの木の下で」
リズムの刻みがPOPで楽しい仕上がりの曲です!

トークの途中では 大阪府貝塚市で毎年行われている 「少年の主張」。
二色小学校6年生 山本京香さん
「自分のことより他人のことを」

今回のゲストはお二人とも現役教諭ですから、
山本京香さんの主張内容について一緒にトークです!
テーマは主張の内容から、相手のことを考える大切さ「思いやり」です。

子供達なりの深い考えに感銘するゲストのお二人。
普段の会話=「コトバ」がキーワードになって 濃い~~~~~~トークが展開!

「思い遣り」。相手に対してであり、自分に対しても。
自分を大事にしていくうちに相手とも繋がりあえる。相手を大事にするがゆえの沈黙。
相手を思うあまりに踏み出せない第一歩。
アタマでは「良かれ」と思っていても、行動に移すと現実になる。
躊躇してしまう子供たちの背中を押すのが私たちの役目。と、ゆかりさん。

そして、「コトバ」でピクピクきてしまった
一輪車おじさん こと、向井章氏の爆笑ネタが繰り広げられます。

 

ある日の朝、向井先生の長靴の中に学級日誌が放り込まれていた。
「!」向井先生、早速生徒を呼び出します。

「ビシッ」といってやろうと思っていた向井先生、
「いやまてよ。何か理由があるかもしれない」と踏みとどまり、

ワケをまず訊ねます。生徒、答えて曰く
「一学期に学級日誌を渡しに来たとき、

先生たちが会議中だったので日誌を靴箱の上に置いておいた。

そうしたら先生が、

『うぉい!学級日誌を靴箱の上に置くくらいなら長靴の中に入れておけ』

と言ったではないですか。」

…一同爆笑です。
指示を忠実に守っただけですやんっ。

笑い話ではありますが、向井先生、ここに学びがあった ということを
忘れてはいらっしゃいません。

子供の行動には理由がある。大人の判断で頭ごなしに言葉を発してはいけない。言葉は大事。

一輪車おじさんの爆笑エピソードに触発されたか、
はまだゆかり さんも過去、沖縄で小学校1年生を受け持っていた時のエピソードを披露!

ある日、生きている黒い金魚に絵の具で赤い色を塗っている男の子発見。
「なんでそんなことをしているの???」
「だって、一匹だけ色が違ってかわいそうだから。」
そんな考え方もあったのか とはっとさせられる瞬間です。
行動には理由がある。理由をまず訊ねる。

「思い遣り」がテーマのトーク。
子供たちの純粋なオモシロエピソードもあいまって、濃い時間となりました~。

そして!番組後半はそれぞれに更に深く迫るインタビューコーナー!
まずは「はまだゆかり」さんに改めてフォーカスです。
学習発表会などで自作の曲を歌ったり聞いてもらったりする
機会がたくさんあって、感想を貰うたびに
おぼろげながら、たくさんの人に聴いてもらう機会があるといいな と考えていたそう。
こどもたちが自分たちで作った詩に はまだゆかり先生が曲をつけ、卒業式に合唱する。

「あたたかなこの場所で」

世界中で一曲しかない、オリジナルの卒業ソング。
思い出がスライドショーを見るかのように、歌声の中にいっぱい映し出される。

そして今や、加計呂間のほかの小中学校からも声があり、
メロディーはそのまま、歌詞だけをこどもたちがその学校ごとに作り変えて歌われている。
「卒業ソングといえば!=はまだゆかり!」 定着してきそうですね!

そして!大詰め!番組最終コーナーを曲がったところで
つつつ!ついに!「一輪車おじさん」がその沈黙を破る!

・・・なにゆえに?。

「一輪車おじさん」

なのか。

いま、その謎のヴェールが開かされるのだ!

さ。
しゃべりはじめました。向井章氏。待ってましたです。ノリノリです。

「一輪車おじさん」。そのネーミングのきっかけは、加計呂間島の学校が持つ背景が深く関わる。
生徒数の少ない小規模校が点在する加計呂間島。秋徳小中学校は、小・中 合わせて6名。
体育の授業で、一校だけでは球技やダンスなどチームでの種目ができない。
ゆえに子供たちは小学校一年生になると、一人でもできる個人種目、「一輪車」を習得するのだ。
だから加計呂間島の子供たちの中で「一輪車に乗れない」こどもはいないらしい。

向井先生は昼休み、「真剣に」子供たちと遊んでいる。

ある日、しゃれ で、「一輪車」にトライしてみる。・・・も、その当時46歳。初めての経験。
そう簡単に乗れるわけもナク、一回転も車輪を回せなかった。
が、しかし、子供たちはガンガン本気で応援してくれた。
向井先生の手をとり歩調を合わせ、「向井先生の練習日誌」「合格チケット」を作ってくれた。

・・・・・やめるにやめられなくなった向井先生。

1週間、2週間。上達の見えない向井先生の指導に子供たちが飽きてきた頃。
逆に燃えてきた向井先生。必死の練習が毎日続きます。

その年の運動会。恥ずかしがりやさんの一人の生徒と、
競争してもらいたい と声がかかり、またもやめられない状況に。更に、翌年。
集団演技の出来ない運動会。子供たちが神妙にお願いしにやってきた。
「先生、一緒に一輪車競技に出てください。」

夏休み、向井先生の地獄の練習が続く。なかなか上手くできない。。。運動会は迫ってくる。

一輪車競技の最後の大技、「シンデレラ」全員が手を繋いで行う、難易度の高い技。
遅々とした進捗状況の向井先生。

職員同士の話し合いの末、シンデレラはやめて「大車輪」でフィニッシュにしよう。との方向へ。
向井先生はねばる。「予行演習で出来なかったらあきらめます。もう一度チャンスを下さい。」

なんとか形になった予行演習、そして本番。

彼はなんと、バッチリ決めた。大成功だった。
退場する時には感動で胸がいっぱいだったそうだ。

ゆかりさんが話す、後日談。
予行演習の日、
子供たちの間でも「シンデレラはできないかもしれない」という話しが持ち上がっていた。
理由は向井先生。あきらめムードが漂う中、
彼が担任している生徒が、
「今まで、ここまで、みんなでやってきたんだから、みんなでやり遂げよう!」
と後輩たちを励ましたのだそうだ。
「先生が入って、みんなでやらないと意味がない!」
中学生たちが断言する。小学生が先輩への敬意を持って賛同する。

かくして、「一輪車おじさん」

は、子供たちと一緒に熱い熱い時間を過ごしたことで、
「熱中」する喜びを体中で感じたらしい。

大人の姿を見て子供たちの心に芽生える気持ち、
一生懸命でひたむきな努力、自分の限界を憂えることなく、意地になって打ち込む背中。
そんな向井先生のの姿に、少なからず子供たちの心はなんらかの影響を受けたはず。
そして同時に、オトナである私たちの心にも、
向井先生の行動は「きゅんっ」を運んでくるのです。

面白おかしくお話しを進めてくださる向井先生。
「人を笑顔にするのが生きがい」だそうだ。

収録中、ひぐまプロデューサーが爆笑する姿に、
「ありゃ~うれしかった」と感想を述べてくれていたそう。
目の前にいる人を笑顔にする。簡単なようで難しい。

   「怒らせたり悲しくさせたりするのは簡単だけれど、
    心から笑わせるのは難しい」      向井氏:談

 

なのである。  ええ表情したはりますなぁ。。。


一輪車おじさんとはまだゆかりさんは、

同僚として長~~~~いお付き合い。

 

トーク展開も「あ・うんの呼吸」でございました。

ありがとうございました!

今週最後にお届けする
「むぎわら帽子」。

 

タイトルコールは一輪車おじさんから。


そして番組の結びはお二人の声。

 

「ありがっさまりゅ(りょ?)~た。」

島口(島コトバ)で締めくくっていただきました。

               (秋徳小中学校グラウンド→)

奄美・加計呂間島からの南風、届きましたか????????

次回は!

奄美大島特集第3弾!奄美の街角情報など交えてお送りします!
お楽しみに~~~~~っ!

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