ブックハンガー作品4 カメレオン

変化させる。。。

 

カメレオンは体色を変化させることができますが、

ストーリーが大きく展開、変化し、最後まではらはらドキドキさせられる作家といえば、

やはりシドニー・シェルダンでしょう。

 

私は思うところがあって、

45歳から1年間休職して大学院へ行き、英語教育の研究をしました。

その時に英文法の講義で使われたのが、

写真の The Best Laid Plans (邦訳「氷の淑女」)です。

毎週の宿題として、このペーパーバックスの1章ずつを英語で読んで、

A4一枚に要約してくるというハードな宿題です。

長いストーリーを、短く簡潔に変化させる「要約」では、

いろんな技術や能力を身につける事ができたように思います。

 

ところでこのストーリーですが、

人称代名詞 He で、最後まで騙されてしまいます。

「人の名前を直接言う代わりに使う名詞=人称代名詞」

この He が誰かということを、知らぬ間に勝手に思い込んでしまうんですよね。

そして最後にどんでん返し。

著者、シドニー・シェルダンの思うつぼにはまってしまう作品です。

 

 

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