鬼六、見い〜つけた!
「どうした、名人、そこで何をしている」
という者がありました。
大工が驚いて、見まわすとたん、水の上にぶく、ぶく、ぶくと大きな泡が立ったと思うと、おそろしく大きな、鬼のような顔がそこにぽっかりあらわれました。
大工は、妙な、気味の悪いやつが出て来たと思いながら、わざとへいきで、
「うん、おれか。おれは頼まれたから、この川に橋をかけようと思って考えているのだ。」
といいました。
・・・さて、お話はこの後どうなるのでしょう?
この絵の中に恐ろしい鬼六の顔が隠れています。さて、どこにいるでしょうか?
(答えはこのページの一番下を見て下さい)
鬼六、見い〜つけた!
語り:花本弘子 音楽&効果音:ひぐま イラスト:Mackey
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